まあ、釣りに行かなきゃ行かないで、ボチボチ色々な魚種用の仕掛けを作ってたりしているのだけどね。
その中から今回は浅場のカサゴ仕掛けでも備忘録として書いておこう。多分イシモチとかでも使えると思う。イシモチ釣りは未経験なので判らんが(笑)
ヘッポコの仕掛けなので釣れるか釣れないかは神のみぞ知る!(爆)
使えるかどうか判らんが興味があれば読み進めてくれい!
実は去年書いて途中で放って置いたので、少しは熟成されてるかもしれない。臭うかもね(爆)
因みに去年のこの釣行とこの釣行でこの仕掛けを使用しているんで多分釣れる・・・はず?
まず最初に浅場でのカサゴ釣りをやったことある人は判ると思う。『カサゴは根を釣れ』の格言が持つ意味の一つを、つまり根掛りを恐れないで釣ることだな。
・・・今【意味の一つ】って書いたけど、この格言にはもう一つ意味があるんだなあ実は。まあそれは考えて見てね。そんな難しいことじゃないしね。(ヒント:陸でも沖でも同じ事)
話しがそれたので本題に戻るが、根掛りで仕掛けのロストが激しい釣りなのは間違いない。普通だったら一杯仕掛けを作って行くor買って行くってのがセオリーだけれど、直結びの仕掛けの場合、実釣中に結構ハリスに撚れがでて幹糸は無事、もう一本(二本?)のハリスは無問題なのに交換しなきゃならない場合が多々ある。
釣りのHow to本等では「仕掛けを交換しましょう!」って書いてある。確かにこれ間違いじゃないけど、船上で見ていると結構ヨレヨレの仕掛けを使い続けている方多いんだよね。
「もう少しで沖上がりだから」って理由ならまあわからんではないけど、「もったいない」ってのはちょっとねえ・・・。「もったいない」精神はとてもイイ事です。実際イカ角なんか普通に再利用しているので「もったいない」気持ちはわかるんです。でもそれだと釣れにくいと言うより釣れないんです残念ながら・・・。
今現在使っている仕掛けは【回転ビーズ】を使った仕掛けを使っている。ハリス撚れたら速攻交換できるので便利だね。
回転ビーズ仕様の仕掛けは市販品もあるけれども、市販の仕掛けは根掛り時、仕掛けの構造上どこで切れるか判らないのがネックなのだけれど、ほんのチョットのカスタマイズで仕掛け全損のリスクを減らせるので少しはこの記事役に立つかも?
で私の仕掛けの作り方は
材料は
幹糸・ハリス用の釣糸(ナイロン・フロロ、太さはお好みで 今回は幹糸3号・ハリス2号)
回転ビーズ(幹糸・ハリスの番手に合わせたサイズの物)
鈎(今回は意外と入手しにくいかも?しれないカサゴ11号で作成。丸せいごやムツ鈎も良く使います。 市販の糸付きの丸せいごとかでもOK。ただしハリスの番手は確認してね)
スナップ付サルカン(適当な大きさ 私は徳用の物を使ってます。他の仕掛けでも使うので)
普通のサルカン(なるべく小さいもの マルイカ仕掛けを作った時の物と共用。実はカワハギも同じのを使っていたりする)
後はハサミ・出来上がった仕掛けを巻く仕掛け巻き(枠)。爪楊枝もあると便利
今回は自分が釣行するエリアでの仕掛け作りなのでこんなサイズの糸・小物を使っているけど、所変われば何とやら・・・なので釣行エリアによってはサイズを変えるのであしからず。
普通のサルカンと替え鈎以外は市販の仕掛けをカスタマイズする時には必要ないかな。
では作り方その1
幹糸に回転ビーズを必要数通す。今回は一応カサゴ用なので2本針仕掛け(胴付モード)なので2個通す。今変な書き方してあるけどここは軽くスルーの方向で。(笑)
作り方その2
普通のサルカンに幹糸を縛る。最近は深海結びを覚えたので(今頃かい!ってツッコミは無しで頼むm(__)m)
因みに今回の仕掛けは深海結び・ひと結び・8の字結び(幹糸)で作れる(カスタマイズできる)ので、仕掛け作りした事無い人も結び方はこの際覚えちゃうと楽しいよ。淡水・海水問わず殆どの釣りに使える。(なんちゃってルアーもできる・・・かもしれん)
今回のこの3種はすごく簡単!あと8の字結びを応用した二重8の字結びを覚えれば、実釣中のトラブルの殆どを解決できるはず!?
作り方その3
回転ビーズを1つサルカン側へ持って行く、片方はサルカンの結び部分で止まるようにするので、もう片方側に結びこぶを作って回転ビーズの位置を固定する。
回転ビーズの説明書には【8の字結びで結びこぶを作って・・・】と書いてあるけど、私はメンドクサイので【ひと結び】で止めている。ひと結び側が仕掛け上側になるので大抵は大丈夫だと思う。写真のように爪楊枝を使うと、結びこぶをビーズ側に寄せ易い(なくてもOKだが)
作り方その4
幹糸間隔を決めて、【8の字結び】で結びこぶを作る。この時は【ひと結び】はNG。実釣中に回転ビーズがずり落ちた経験あり(笑)
作り方その5
(作り方その3)のように回転ビーズを持ってきて【ひと結び】で回転ビーズの位置を固定する。
作り方その6
回転ビーズを何個も使う仕掛けを作る場合は(作り方その4)(作り方その5)を繰り返す。
作り方その7
道糸との接続位置を決め、その位置より少し余分に糸を切る。余分に切る量は結び方・結ぶ人の技量によって適当に決めてね。ちなみに私は5センチぐらい余裕をもって切っています。
切り終わったらば、スナップ付サルカンまたは普通のサルカン(道糸側の末端部がスナップ付ならば普通のサルカン。ただの輪っかだったり、普通のサルカンならばスナップ付サルカンにする)を【深海結び】で結ぶ
チョット長くなってきたけどあと少し!
作り方その8
(作り方その2)で結んだサルカンに幹糸より1~2サイズ細い糸(ハリスと同じそれより細いでもOK)を【深海結び】で結ぶ。
作り方その9
錘と接続するまでの長さを決め、その位置より少し余分に糸を切り、スナップ付サルカンを結ぶ。
結び方は【深海結び】でOK
この部分を俗に『捨て糸』と言うね!
作り方その10
鈎を結び(糸付き鈎でもOK 私の結びは外掛け結び)。ハリス長を決め、その位置より少し余分に糸を切り、
回転ビーズに通し、
通した先の糸を【8の字結び】で結びこぶを作って完成。
後は仕掛け巻にでも巻いて下さい。
市販品をカスタムする場合は、市販品の錘側のスナップ付サルカンの所で一旦切り、
普通のサルカンを【深海結び】で結んだら(結ぶ位置はお好みで)
(作り方その8)以降は同じ
(作り方その9)でスナップ付サルカンを結ばず仕掛け巻きに巻いておき、実釣時に錘と直接縛るのもアリだね
今回の仕掛けは錘側から スナップ付サルカン→2号20センチ→サルカン・回転ビーズ→3号50センチ→回転ビーズ→3号50センチ→サルカン の順に作成した。
通常は胴付仕掛けとして使う。捨て糸が細いので根掛り時、捨て糸部分が切れやすいので、意外と高い回転ビーズを高確率で回収できるのでお財布に優しい(笑)。
それとこの仕掛けのメリットはもう一つあって、天秤吹流し仕掛けで釣りたいなあと思った時は、捨て糸を回転ビーズのすぐ下のサルカンの所でカットし、別に用意しておいたハリスを結べば、『あっと言う間に天秤吹流し仕掛けになっちゃった』なのだ!
実際この時の釣行でこの仕掛けを『胴付モード』から『天秤吹流しモード』に変更し3点掛け出来ちゃったしね。この後の釣行時3本針の胴付仕掛けを使っていた方いたけど、もし船宿HP見て胴付3本針仕掛けを選んだのならばそれ間違いです。カサゴ狙いならば胴付2本針の方が釣り易いし結果もしかりです。
捨て糸部のサルカンを自動ハリス止め方式にしてもいいと思う(参考記事 この方の記事はすごく理論的だね。私とは大違い 笑)けど、吹流しモードでの使用にチョット心配なので(自動ハリス止め買ってくるのがメンドクサイと言うのは内緒だ 爆)サルカンにしている。
因みにカワハギ仕掛けも回転ビーズ仕様の仕掛けは同じようにしている。普段はスピードサルカンメインなので出番は早々無いのだがね。
ヤリ・スルメイカのブランコ仕掛けに回転ビーズを使うのは止めといた方が絶対にイイ!(特に関東圏の昼 沖イカ釣り)オマツリした時もうほどくの大変。『ハリス切れば楽なんじゃない』って?、意外とそうでもないんだなコレが!
マルイカと違って錘が重い+深い水深からの巻き上げでビーズにきつく変な感じに巻きつきやすい。⇒解きにくい⇒オマツリ解きに時間が掛り実釣時間が減る⇒釣果が・・・泣 てな事になるので気を付けましょう。直結びだと意外と簡単に解けるよ(こんな感じで)
回転ビーズでハリスの撚れを取るメリットよりオマツリ時のデメリットが大きいので、沖のイカ釣り(ヤリ・スルメ)の仕掛けは直結びの方が絶対イイと思う。
長過ぎる!記事をここまで読んでくれて感謝m(_ _)m
もし真似して上手くいったら、コメントしてくれると幸いです。